児童養護施設の子どもたち2巻ネタバレ【中途半端な優しさ】

【児童養護施設の子どもたち2巻1話】
タイトル

「わたしたちの未来」

 

児童養護施設で生活している恵子は

「友達がいない学校」という、

落ち着かない環境でありながらも
必死に勉強し、クラスの中でも
上位に入るほど優秀な成績を修めるようになりました。

 

しかし、恵子は
成績が優秀でありながらも、

「児童養護施設で育っている」

自分の未来に明るさを見出すことが出来ませんでした・・・

 

クラスメイトたちは、
学校以外に塾などに通って、

明るい将来

に向けて進んでいっています。

 

「自分は中学を卒業したら
どうなるんだろう?」

 

「高校は?」

 

恵子は先の見えない
自分の将来に、

漠然とした不安を抱きます。

 

将来の悩みを抱える
恵子のクラスに、新しい教師がきます。

 

先生の名は、

鈴木由比先生。

 

産休に入った
担任の代わりに入った教師です。

 

彼女は、
恵子の優秀な成績に驚きます。

 

普通の生徒には行われている

「三者面談」

が恵子には無い事に
疑問を持った鈴木先生。

 

周りの教師に尋ねてみると、

 

「あの子は施設の子だから・・・」

 

周りの教師たちは
平然と答えます。

 

「施設の子は
問題のある生徒が多いから・・・」

 

という教師も・・・

 

しかし、

この「問題」というのは、

「施設の子どものせいだけではない」

と思います。

 

「頑張って勉強しても、未来には繋がらない」

 

そんな悩みを
児童養護施設で生活している子どもたちは抱えていました。

 

一生懸命勉強したって、

そんな不安を抱えていれば、
なかなか頭には入らないし、身にも付きません。

 

そして、

 

「あたりまえに親がいる」

「あたりまえにご飯が食べれる」

 

という「普通の家庭」で生活している子どもと、

 

「今まで辛い思い」をしてきて、

児童養護施設で生活している子どもを比べた時の不遇さ・・・。

 

 

これらが絡み合って
児童養護施設の子どもたちは

「問題」を起こさせるのではないでしょうか。

 

鈴木先生は

「そういう子どもを助けるのが教師の役目だ」

と言います。

 

ある日鈴木先生は
恵子を職員室に呼びました。

 

そして成績が優秀な子には、

「特待生制度や奨学金制度がある。」

と教えてあげます。

 

進学する事すら諦めていた恵子は
少しだけ自分の未来が明るくなったように思えました。

 

先生に色々とアドバイスを貰った恵子は、
これまで以上に勉強に励みますが、

 

ある日、

自分の子どもを連れた鈴木先生を見かけます。

 

子どもは2人。

 

普通の家庭の子どもと同じように、

「塾や英会話」など、

さまざまな習い事をしているようです。

 

「自分の子どもには
お金を出して習い事をさせているんだ・・・」

 

私にはあんな事をいっておいて、
自分の子どもには・・・

 

理不尽に思った恵子は
テストをボイコットします。

 

恵子の態度を見た鈴木先生は
恵子を呼び出します。

 

しかし、
呼び出した鈴木先生に恵子は叫びます。

 

「中途半端に親切にしないで!」

 

「私たちのことはほっといて!」

 

鈴木先生は、

 

児童養護施設の子どもたちが持っている

 

心の痛み

 

の大きさにについて初めて知るのでした・・・

 
 

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